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 次回の「全国土の会全国大会」は、2017年秋に高知市で「第29回全国土の会四国大会」として開催を予定しています。日程や会場などの詳細については、決定次第お知らせします。


 11月9日(水)・10日(木)に「第28回全国土の会九州大会」を熊本市で開催しました。北は北海道、南は沖縄県まで、全国33 都道府県から約300 名超の皆さんが結集しました。
 9日の大会内容が翌日の日本農業新聞に大きく掲載され、同紙の週間ダイジェストの「営農」にも選ばれました。詳細については、「全国土の会」2016 をご覧下さい。

 

 

 2012 年5 月に突如として、経済産業省から土壌診断分析が「計量法に基づく計量証明事業に該当する」との見解が出されました。それに、農林水産省が即応して、「計量証明事業として土壌分析を実施する。あるいは、分析値を記載せず、グラフ等で示す。よう関係者に周知を図る」としました。これに対して、これまで熱心に土壌診断を励行してきた全国の農家や土壌診断にかかわる人々から強い怒りの声が上がりました。
 その後土壌診断に関わる関係機関が経済産業省・農林水産省への改善要望を繰り返した結果、平成28年6月28日付で、経済産業省より「施肥設計のための土壌分析値を記載することについて、今後計量法に該当しない」との見解が出されました。
 「全国土の会」会員からの土壌診断分析を受けてきた「東京農大発(株)全国土の会 土壌診断室」では東京都計量検定所と相談の上、これまでも土壌診断分析表に数値を掲載してきましたが、6月28日以降何らの制約を受けることなく、土壌診断分析結果を表示できるようになりました。土壌診断分析の特性上、当然のことですが、これで一件落着です。関係各位のご尽力に敬意を表します。
 なお、土壌診断分析を行う農家各位は、今回の騒ぎを契機に分析結果の大切さを充分認識して、その数値を農家自らがよく理解し、農家自らが施肥設計を立てる(処方箋を書く)ことに努力して頂きたい。人の健康診断に対する処方箋は医師しか書けませんが、土の健康診断に対する処方箋は土のお医者さんでなくても、農家が誰でも自分で書くことができます。処方箋を書く自信のない農家の皆さんは、農家のための土と肥料の研究会「全国土の会」に入会する、あるいは全国肥料商連合(全肥商連)主催、農林水産省後援の「施肥技術講習会」を受講されることをお勧めします。
 

 

 

 「第28回全国土の会九州大会」の準備・打合せと「鹿児島土の会設立記念講演会」に出席するため、4月14日(木)に博多に入りました。同日の夜に博多市内のホテルで熊本地震の前震に、16日(土)未明には八代市のホテルで本震に遭遇しました。朝までホテルのロビーで待機し、迎えに来て頂いた鹿児島土の会事務局長長島さんの車で出水市に入り、予定通り「鹿児島土の会設立記念講演会」を開催することができました。翌朝も長島さんに鹿児島空港まで送って頂き、空路帰京しました。
 テレビや新聞の報道によるあまりにも大きな被害には驚くばかりです。被災された「熊本土の会」会員や賛助会員でもある(株)生科研をはじめ今回の震災で被災されました皆様には心からお見舞申し上げますと共に、1日も早い復興を願っています。
 なお、11月9,10日に開催予定の「第28回全国土の会九州大会」につきましては、復興支援の観点からも予定通りの開催を計画していますが、詳細につきましては現地の状況が落ち着いてから決定したいと考えていますので、しばらく時間を頂くことと致します。

 

 昨年4月1日に設立した「東京農大発(株)全国土の会」が、お陰様で一周年を迎えました。「会社経営」、「経理」、「社会保険」などのキーワードには一切縁がなかった40年間の東京農大環境から一変して立ち上げた株式会社ですが、(学)東京農業大学の支援や、全国の全国土の会会員・賛助会員、共同出資者や社員の皆さんの協力によりまして、何とか無事に一周年を迎えることができました。関係各位に、深く感謝申し上げます。
 株式会社として健全な経営を続けるには、収益を上げることが不可欠ですが、「東京農大発(株)全国土の会」では、講演・研修会、コンサルタント、全国土の会の土壌診断分析が収益の3本柱となっています。初年度は1年間で約50回の講演を行いましたが、今後の課題は「新鮮なネタ」です。「全国土の会」の支部活動を通じて、施肥改善や土壌病害対策試験などに取り組み、他地域に紹介できる新規知見を積み重ねるようにしたいと思っています。また、土壌診断分析については「新東京農大式土壌診断システム」の高精度・迅速化を図ると共に、水田土壌にも対応できるシステム作りを進めます。
 会社立ち上げから1年間、事務室や土壌診断室の環境整備や土壌診断分析業務を担当してきた社員一名が全国土の会の賛助会員でもある産業振興(株)に移籍し、技術職として鉄鋼スラグの普及推進に携わることになりました。「東京農大発(株)全国土の会」にとって短期的には大きな痛手となりますが、筆者が40年間以上取り組んできた転炉スラグの農業利用率拡大にとっては頼もしい助っ人です。
  二年目の「東京農大発(株)全国土の会」へのご支援・ご協力を、今後ともよろしくお願い致します。

 

 昨年3月に東京農業大学を定年退職して、4月に東京農業大学では4社目となる大学発ベンチャー企業「東京農大発(株)全国土の会」を東京農業大学世田谷キャンパス内に立ち上げました。主な業務は、「全国土の会」「土壌診断分析研究会」の事務局、研修会・講演、コンサルなどを通じた農家への土と施肥技術の啓発です。今後も、東京農大在職40年間に培った技術と経験を農業生産現場に活かす活動を続けます。
 農家のための土と肥料の研究会「全国土の会」が、今年で28年目を迎えます。11月9日(水)・10日(木)に熊本市で、28回目にして九州初となる全国大会「第28回全国土の会九州大会」を開催します。
 5年目となる東京農業大学東日本支援プロジェクト活動ですが、福島県相馬市の津波被災水田での営農再開につきましては、お陰様でほぼ完了となります。今年は、放射能汚染で出荷停止となっている福島県伊達市月舘の名産「畑わさび」の復活を目指して、ラストスパートです。
 新しい年2016年の始まりと共に、「国際土壌年」は幕を閉じましたが、この先も「土の大切さ」を忘れないようにしましょう。 本年も、よろしくお願い致します。

                     

     東京農業大学 名誉教授
    全国土の会  会長
    東京農大発(株)全国土の会 代表取締役
      後藤 逸男(農学博士)
      電話・ FAX:03-3426-1771
      携帯電話:090-5551-6663(全国土の会)
       E-mail:igoto@nodai.ac.jp(後藤 逸男)
    [事務所]〒156-8502 東京都世田谷区桜丘1-1-1
                         東京農大発(株)全国土の会     

[写真の説明]
上の写真:第28回全国土の会九州大会(2016年11月)
下の写真:ふらの土の会定期土壌診断調査(2016年9月)