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 早いもので、東京農大を定年退職してちょうど2年が経過しました。その後は、設立29年目を迎える農家のための土と肥料の研究会「全国土の会」と、その事務局として立ち上げた「東京農大発(株)全国土の会」の二本立てでの活動を行ってきました。 「全国土の会」活動では、昨年11月に熊本市で「第28回全国土の会九州大会」を開催しました。熊本地震の影響で当初は開催さえ危ぶまれましたが、関係各位のご協力により300名以上の参加者を迎え盛大な全国大会となりました。今年度の全国大会につきましては、11月1日(水)・2日(木)の日程で、「第29回全国土の会四国大会」を高知市で開催致します。近日中に、詳細な内容をお知らせします。 「東京農大発(株)全国土の会」の経営につきましては、何とか無事に第二期を終えることができました。業務内容としては、全国土の会会員からの依頼による土壌診断分析、講演・研修会講師、コンサルが主体で、第一期に比べてコンサル依頼が増加しました。いずれも民間企業からの依頼で、未利用資源の農業利用技術の開発が主体ですが、ユーザーとなる農業者の視点からのコンサルに徹しています。講演・研修会につきましては、JAとぴあ浜松とアドバイザー契約を締結し、若手組合員や営農指導員の研修会を重ねてきました。2月には、本格的な土壌診断裁判を開廷しました。また、PCガーベラ部会では、作年春より2ヶ所のハウスで土壌診断分析に基づいた施肥管理の実践を開始し、大幅な施肥削減を達成しつつあります。今年の1月以降は、JA十和田おいらせの「冬期営農教室」、長野県富士見町(有)諏訪農資主催による「土づくり講演会」などのリピート講演会、青森県・宮城県・福島県などの依頼による講演会が20回ほど続き、ホームページの更新ができないような状況でした。 新年度を迎え、先ずは約40日ぶりの「後藤逸男のホームページ」更新です。昨年4月から始まった月刊雑誌農業経営者の「土と施肥の基礎知識」とNHK出版やさいの時間の「土と肥料のはなし」(監修)は、今年度も引き続いて連載されます。また、この4月から全国農業新聞の営農技術面に1年間の連載「基礎から学ぶ!土づくり」が始まります。 今年度も、よろしくお願い致します。

 

 元旦以降、久しぶりに「後藤逸男のホームページ」を更新しました。今年になってから2,3月の講演依頼が続き、2ヶ月で18件となりました。その準備でゆとりを失っていましたが、何とか約40日ぶりの更新となりました。その中に、わが家の庭で撮影したアオジの動画を入れましたので、ぜひご覧下さい。
 昨年秋に、全国肥料商連合会(全肥商連)と連携して応募した農水省の「生産資材コスト低減技術確立支援事業」が採択され、「全国土の会」会員3ヶ所の圃場で肥料コスト削減試験がこれから始まります。3月中旬には、高知に赴き、この秋に開催する「第29回全国土の会四国大会」の準備を進め、新年度早々には開催の詳細をご案内する予定です。

 

 

新年あけまして、おめでとうございます。
 2015年3月に東京農大を定年退職して、今年4月でまる2年となります。
 1989年(平成元年)10月に農家のための土と肥料の研究会として立ち上げた「全国土の会」は今年で29年目を迎えます。その事務局を、2015年3月までは私が40年間在職した東京農業大学土壌学研究室に置いていましたが、定年退職に伴いその存続が困難となりました。そこで、2015年4月1日に「全国土の会」の事務局を主な業務とする大学発ベンチャー企業「東京農大発株式会社全国土の会」を、学校法人東京農業大学の支援の下に世田谷キャンパス内に起業しました。
 このように、「全国土の会」と「東京農大発(株)全国土の会」とは別組織です。ただし、「全国土の会」会長が私の表の顔、「東京農大発(株)全国土の会」代表取締役が裏の顔で、とどのつまりは表裏一体です。
 お陰様で29年目を迎える「全国土の会」ですが、昨年11月には熊本市で320名を集めて、「第28回全国土の会九州大会」を開催しました。昨年4月の熊本地震で開催自体が危ぶまれましたが、地元の皆様の協力により、盛会裡に終えることができました。関係各位には改めまして、お礼申し上げます。
 次に、今年の全国大会ですが、秋に高知市で「第29回全国土の会四国大会」の開催を計画しています。高知県日高村の「高知日高村土の会」や賛助会員である(株)古田産業の古田社長と相談の上、3月中には日程と会場を決定する予定です。その他には、今年も各支部の主催で開催される現地土壌診断調査や研修会に参加させて頂き、「全国土の会」会員の皆さんに土壌肥料に関する最新情報を提供したいと考えています。
 (一社)全国肥料商連合会(全肥商連)主催・農林水産省後援で5年前より始まった「施肥技術講習会」ですが、この2月には大阪市で「第18回施肥技術講習会(実学編)」が予定されています。さらに、今後は「全肥商連」と「全国土の会」「東京農大発(株)全国土の会」の連携による「施肥技術講習会実践編」を計画中です。10名程度の定員で、土壌診断調査から土壌試料の採取、土壌化学性分析、分析値に基づいた施肥設計までを3日間で実習する内容です。年間1ないし2回の開催を計画しています。

 一方、「東京農大発(株)全国土の会」は今年4月で3年目を迎えます。「全国土の会」の他に、5年前に立ち上げた「土壌診断分析研究会」の事務局も担っています。その他の業務としては「全国土の会」会員から依頼される土壌や堆肥などの分析業務、講演・研修会講師、土壌肥料に関するコンサルタントの三本柱となっています。2016年には各地で50回ほどの講演・研修会講師を務めましたが、最近ではコンサルタント依頼が増える傾向にあります。そこで、今後は年齢のことも考慮して、講演回数を制限しようかとも思っています。

 最後に、表裏一体の業務としては「全国土の会」の目的である土壌診断に基づいた施肥管理の啓発や、生ごみを原料とする肥料や堆肥などバイオマス資源を肥料として活用するための実践的チャレンジをさらに推し進める所存です。

 本年も、よろしくお願い致します。
                             平成29年 元旦

 

 

 11月9日(水)・10日(木)に「第28回全国土の会九州大会」を熊本市で開催しました。北は北海道、南は沖縄県まで、全国33 都道府県から約300 名超の皆さんが結集しました。
 9日の大会内容が翌日の日本農業新聞に大きく掲載され、同紙の週間ダイジェストの「営農」にも選ばれました。詳細については、「全国土の会」2016 をご覧下さい。

 

 

 2012 年5 月に突如として、経済産業省から土壌診断分析が「計量法に基づく計量証明事業に該当する」との見解が出されました。それに、農林水産省が即応して、「計量証明事業として土壌分析を実施する。あるいは、分析値を記載せず、グラフ等で示す。よう関係者に周知を図る」としました。これに対して、これまで熱心に土壌診断を励行してきた全国の農家や土壌診断にかかわる人々から強い怒りの声が上がりました。
 その後土壌診断に関わる関係機関が経済産業省・農林水産省への改善要望を繰り返した結果、平成28年6月28日付で、経済産業省より「施肥設計のための土壌分析値を記載することについて、今後計量法に該当しない」との見解が出されました。
 「全国土の会」会員からの土壌診断分析を受けてきた「東京農大発(株)全国土の会 土壌診断室」では東京都計量検定所と相談の上、これまでも土壌診断分析表に数値を掲載してきましたが、6月28日以降何らの制約を受けることなく、土壌診断分析結果を表示できるようになりました。土壌診断分析の特性上、当然のことですが、これで一件落着です。関係各位のご尽力に敬意を表します。
 なお、土壌診断分析を行う農家各位は、今回の騒ぎを契機に分析結果の大切さを充分認識して、その数値を農家自らがよく理解し、農家自らが施肥設計を立てる(処方箋を書く)ことに努力して頂きたい。人の健康診断に対する処方箋は医師しか書けませんが、土の健康診断に対する処方箋は土のお医者さんでなくても、農家が誰でも自分で書くことができます。処方箋を書く自信のない農家の皆さんは、農家のための土と肥料の研究会「全国土の会」に入会する、あるいは全国肥料商連合(全肥商連)主催、農林水産省後援の「施肥技術講習会」を受講されることをお勧めします。
 

 

 

 

                     

     東京農業大学 名誉教授
    全国土の会  会長
    東京農大発(株)全国土の会 代表取締役
      後藤 逸男(農学博士)
      電話・ FAX:03-3426-1771
      携帯電話:090-5551-6663(全国土の会)
       E-mail:igoto@nodai.ac.jp(後藤 逸男)
    [事務所]〒156-8502 東京都世田谷区桜丘1-1-1
                         東京農大発(株)全国土の会     

[写真の説明]
上の写真:第28回全国土の会九州大会(2016年11月)
下の写真:ふらの土の会定期土壌診断調査(2016年9月)