2021年のお知らせ

3月:改訂新版「土と施肥の新知識」が農文協より出版されました。

 2012年に、(一社)全国肥料商連合会主催の施肥技術講習会のテキストとして出版した「土と施肥の新知識」が、これまでに約15,000部出ました。その改訂新版がこの度出版されました。 

 

 農文協農業書センター(神保町)の3月売上ベスト10で、『改訂新版 土と施肥の新知識』が1位となりました

 

4月:生ごみ肥料「みどりくん」プラントを埼玉県朝霞市に移設しました。

 2004年、東京農業大学世田谷キャンパス内に生ごみ肥料「みどりくん」プラントを設置し、学校給食生ごみなど事業系食品廃棄物を乾燥・搾油・成型して、わずか数時間で製造できる生ごみ肥料「みどりくん」の実用化試験を重ねてきました。この間、20●年には「搾油生ごみ肥料」として仮登録、2018年10月には、「食品残さ加工肥料」として新規公定規格が設定されました。
 今後の実用化に向けて、東京農業大学で新規登録の申請を計画しましたが、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に阻まれ東京農業大学キャンパス内での実用化を断念せざるを得なくなりました。
 そこで、学外に実用化のための協力者を募ったところ、埼玉県志木市の大村商事(株)に名乗りを上げて頂きました。一般廃棄物処理業者である大村商事(株)では、従来から地域の学校給食生ごみなどを収集して、生ごみ堆肥の製造・販売を行ってきました。この度、社内に「みどりくん」プラントを移設して、堆肥化と肥料化のハイブリッド方式で生ごみリサイクルを実践することになりました。
 3月下旬までにプラントの移設が行われ、4月に試運転、5月から本稼働を目指しています。今後は、大村商事(株)とその関連各位とのコラボで、生ごみ肥料「みどりくん」の実用化を果たします。