「全国土の会」2017

2017/1/31 JAとぴあ浜松で本格的土壌診断裁判が開廷された。

 土壌診断裁判とは、およそ10年前に「ふらの土の会」で始まった土づくり勉強会。会員を被告として、その圃場の土壌診断図や施肥設計をスライドで見ながら、裁判長である筆者が課題の指摘や次作の施肥設計に関する助言を行う。最近では、他の支部でも盛んに行われるようになった。
 粒来の「浜松セルリー土の会」が昨年11月より発展的に「JAとぴあ浜松土の会」と名称を変更した。一昨年よりJAとぴあ浜松のアドバイザーとして営農指導員(2016年度)や若手生産者(2017年度)に土と施肥に関する研修会を開催してきた。今年度4回目の若手生産者研修会として、本格的な土壌診断裁判が開廷された。
 14時より本店会議室で、JAとぴあ浜松の源馬理事長の挨拶に続いて、裁判が始まった。被告は8名の若手生産者、筆者が裁判長で、裁判員は静岡県から土壌肥料担当の研究員と地元担当の普及指導員、JA指導課職員2名であった。被告の横には担当地区の営農指導員が弁護人として座った。傍聴者は生産者や営農指導員など約50名であった。
 土壌診断分析結果も個人情報との観点から、講演会で生産者名を伏せることを希望することもあるが、仲間で分析値を共有しあった方が勉強になる。「全国土の会」の土壌診断裁判では、土壌診断分析結果の情報公開を基本としている。日本農業新聞の記者も傍聴人として加わり、翌日の新聞に記事が掲載された。

 

 

2017/1/27 「全国土の会」愛知県会員で稲沢市において野菜を生産する櫻井農園を訪問

 名古屋市近郊の稲沢市でナス、ホウレンソウ、エダマメなどの野菜生産農家。現在休止中の「中日本土の会」の副会長。その研修会で紹介したことがきっかけで、現在生ごみ堆肥を利用している。前日に視察した大高町では生ごみ堆肥を「土づくり資材」として利用しているのに対して、櫻井さんはさすが「全国土の会」会員、肥料として使っていて、肥料代の削減を図っている。

 

 

2017/1/26 生ごみ100%堆肥製造プラント「バイオプラザなごや」を見学。

 平成28年度農水省の生産資材コスト低減技術確立支援事業を全肥商連と「全国土の会」が連携して実施することになった。農産物の生産コストの低減を図り、それを輸出に繋げることを目的にする事業内容である。「ふらの土の会」の中山会長、「埼玉土の会」の清水副会長、「全国土の会」の新井会員(埼玉県行田市)の圃場で慣行肥料と堆肥版「みどりくん」を用いて栽培試験を実施する。
 その堆肥版「みどりくん」を製造している(株)熊本清掃社バイオプラザなごやの堆肥化プラントを見学した。なお、見学に先立ち、従来から生ごみ堆肥を利用している名古屋市緑区大高町のブロッコリー畑を視察、また、プラント見学後には、JR名古屋駅直結のJRビル50階にある三菱商事の会議室を借用して、今後の打合せを行った。

 

 

2017/1/13 「JA世田谷目黒土の会」で生ごみ堆肥「みどりくん」プロジェクトが始動。

 東京農大地元のJA世田谷目黒の野菜農家で構成される「JA世田谷目黒土の会」の有志による生ごみ堆肥「みどりくん」の試用プロジェクトが始まった。生ごみ堆肥「みどりくん」とは、名古屋市にある(株)熊本清掃社バイオプラザなごやで製造されている事業系生ごみ100%を原料とする生ごみ堆肥で、東京農大版生ごみ肥料「みどりくん」と同じような使い方ができるため、堆肥版「みどりくん」と命名して、「全国土の会」各支部を中心に試用を進めている。肥料成分が3-1-1の低成分型緩効性肥料として使える。
 1月13日に、JA本店で打合せ会議を行い、9名の会員がチャレンジすることになった。その後、2月7日に基肥量を決めるための土壌診断調査を行った。この調査には、「全国土の会」の神奈川県会員で柑橘農家である稲葉さんが参加した。