お知らせ内容(2015年)

2015/12/9  福島県南相馬市で、「相双地方農林水産業再生セミナー」が開催された。

 福島県南相馬市の「道の駅南相馬」で、福島県相双農林事務所事務所主催の「相双地方農林水産業再生セミナー」 -安全・安心でおいしい農産物生産を目指して- が開催され、「相馬市における『そうま復興米』の取り組みと相馬地域における今後の『土づくり』について」と題する講演を行った。それに引き続き、福島大学の小松知未特任准教授が「消費者意識・農産物流通の現状と地域農業再生」、新潟大学の野中昌法教授が「営農活動が復興を促進する-二本松・南相馬・飯舘を例として」と題して講演を行った。参加者は、農業者・行政職員・JA職員など約40名。

 

 

 

 

 

 

2015/12/2 佐久市有機農業研究協議会主催の講演会が長野県佐久市で開催された。

 佐久市有機農業研究協議会とは、佐久市・JA佐久浅間・佐久総合病院・佐久市農業委員会臼田地区委員会から構成される団体。佐久市コスモホール小ホールで「人の健康と相通じる土づくり -健康な土づくりと環境にやさしい肥料の使い方- 」と題する講演を行った。参加者約170名、八ヶ岳土の会の油井会長を始め会員5+1が参加した。講演終了後、会場から多くの質問が寄せられた。

 

 

2015/11/27 東京農大横井講堂で「転炉スラグシンポジウム」が開催された。

 農研機構東北農業研究センター主催のシンポジウム「鉄鋼スラグは有望な農業資材となり得るか?」 -農業分野での技術開発の可能性を探る- が開催された。参加者は約200名、全国土の会会員の顔も見られた。
 筆者が「転炉スラグを農業生産現場で活用するための研究開発と普及」と題する基調講演を行った。その一人として、全国土の会会員でもあるJAとぴあ浜松の指導課高倉克弥さんが「栽培農家での利用の現状と課題」と題する講演を行った。
 会場のホワイエでは、産業振興(株)とミネックス(株)による転炉スラグの展示も行われた。このシンポジウムを契機に転炉スラグの農業利用拡大を期待したい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

 

2015/11/3 監修記事が掲載された「やさい畑11月号」が発売された。

 園芸愛好家だけではなく、最近では農家にも読者が多い家の光発刊の「やさい畑11月号」に監修した記事「さらば連作障害」が掲載された。

 雑誌の表紙は、こちら。記事の内容は、雑誌を購入して読んで下さい。


2015/10/16 第5回国際農業資材EXPOに生ごみ肥料「みどりくん」が出展された。

 幕張メッセで10月15日より開催された「第5回国際農業資材EXPO」のキヤノン電子(株)のブースに生ごみ肥料「みどりくん」が出展された。キャノン電子の生ごみ処理機「Land care16Ⅱ」で乾燥処理された生ごみ処理物を搾油して成型化すると生ごみ肥料「みどりくん」ができる。学校・レストラン・病院・特養などの事業所に生ごみ処理機を設置し、その乾燥物を収集して「みどりくん」を製造する。「みどりくん」の肥料成分が4-1-1であるため、リン酸やカリ過剰により「メタボ化」した「土の健康改善」に役立つ。
 日本では、肥料資源のほとんどを輸入に依存しているが、それは水域の富栄養化の原因物質である窒素やリンの輸入に他ならない。環境にやさしい農業の推進には、生ごみ肥料のような国産肥料の活用が不可欠である。ただし、環境にやさしい農業や健康な土づくりには、適切な化学肥料(単肥)の活用も大切である。

 

 

2015/10/9 鹿児島県出水市で(有)長島商店主催の「土と肥料の講習会」が開催された。

 ナベヅル・マナヅルが飛来する地として名高い鹿児島県出水市の天然温泉ぬくもりの湯の宴会場で「土と肥料の講習会」が開催され、国際土壌年にちなんだ「今、土の大切さをもう一度」と題する講演を行った。主催は2012年4月に熊本市で行われた第3回全肥商連施肥技術講習会で知り合った出水市の老舗肥料会社(有)長島商店。地元のみかん農家など約100名が参加した。この地域に限らず、みかん園では土壌酸性化が目立つ。転炉スラグの施用が有効と思われるが、その施用方法が課題である。

 

 

2015/10/7 大分県肥料植物防疫協会主催の「平成27年度土壌肥料・病虫害研修会」が開催された。

 大分県農林水産部おおいたブランド推進課安全農業推進版に事務局を置く大分県肥料植物防疫協会が毎年開催する「土壌肥料・病虫害研修会」で、約100名が参加。参加者の内訳は約半数が会員となっている肥料・農薬関会社・団体、残りは大分県職員。「大分土の会」の衛藤会長も参加した。講演テーマは「土壌診断から見直す土づくり」であったが、後半には転炉スラグの農業利用に関する話題提供を行った。大分県農林水産研究指導センターでは、以前より転炉スラグの活用を推進するための研究を実施している。そのため、講演終了後には研究員や普及指導員から転炉スラグに関する質問が続出した。また、大分県では草地での転炉スラグの利用研究にも着手している。大分県とは今後も情報交換を行い、転炉スラグの普及に繋げたい。なお、大分市には新日鐵住金(株)の大分製鉄所がある。

 

 

2015/11/27 東北農研シンポジウム 「鉄鋼スラグは有望な農業資材となり得るか ?」 を東京農大横井講堂で開催

 筆者らが参画した農水省の大型プロジェクト研究「転炉スラグによる土壌pH矯正を核としたフザリウム性土壌病害の耕種的防除技術の開発」が平成22年から3年間実施された。その成果報告を中心とするシンポジウムが11月27日(金)に東京農大横井講堂で開催される。参加費無料だが、事前申込みが必要。

  転炉スラグシンポジウムの詳細は、こちら。

  転炉スラグプロジェクトの研究成果集は、こちら。

 

2015/10/1  小諸市で、福花園種苗(株)主催の「アルストロメリアフォーラム2015」が開催された。

 全国のアルストロメリア産地から集まった生産者・関係者など約120名が参加して、福花園種苗(株)の西軽井沢農場で開催された「アルストロメリアフォーラム2015」において、「考えよう! アルストロメリアの土」と題する講演を行った。講演会場は農場のガラス温室内の特設会場、周囲にはアルストロメリアやトルコギキョウなどの品種を植栽したハウスが建ち並び、参加者は出入り自由。たいへんよい雰囲気の講演会であった。ただし、アルストロメリアの土も養分過剰が顕著で、根本的な土づくりの見直しが不可欠。

 

 

2015/9/29 浜松市で「浜松市認定農業者協議会北支部研修会」が開催された。

 浜名湖畔の風光明媚なホテルで「浜松市認定農業者協議会北支部」主催の土づくり研修会。認定農業者ら約100名が参加。みかんで有名な三ヶ日町での開催であったため、大半がみかん農家、その他にトルコギキョウなどの花卉農家、メロン農家など。みかん園の土壌は酸性化が目立つ。しかし、畑の多くが傾斜地にあるため、酸性改良資材の施用方法が課題である。

 

 

 

 

 

 

2015/9/15 さいたま市で「堆肥を活用した上手な土づくり研修会」が開催された。 

 埼玉県では平成23年度に「埼玉県農山村バイオマス利活用推進計画」を策定し、農山村に広く存在するバイオマスを有効に活用する取組を進めている。バイオマス活用の有効な手段である堆肥利用に焦点をあてた研修会が埼玉会館で開催された。家庭園芸に取り組む一般県民や農業者、県関係者ら100名が参加した。

 全国土の会会員や東京農大土壌学研究室卒業生らの顔も見られた。

 

 

2015/9/9 京都市で2015年度日本土壌肥料学会京都大会が開催された。

 東京農大定年退職後初の日本土壌肥料学会全国大会。9日の午後に開催されたシンポジウム「津波被災農地の営農再開における土壌肥料分野の貢献と課題」において、「福島県津波被災農地の実態と除塩対策」と題する講演を行った。また、10日の一般講演では、社会・教育部会において「放っておいてよいのか!土壌診断分析における計量法問題」と題する講演を行った。また、10日の午後に開催された学会賞等表彰式において、筆者が平成16年4月から4年間客員研究員として在籍した山梨県総合農業技術センターの長坂克彦さんが技術奨励賞(写真左)、東京農大土壌学研究室OBで茨城県農業総合センターの藤田 裕さんが日本土壌肥料学会誌論文賞(写真右)を受賞した。

 両講演の要旨は、こちら。

 











2015/9/7 全肥商連岡山県部会主催の「土づくり講習会」が開催された。 

 本講習会は、岡山県農林水産部の協力により全肥商連岡山県部会の主催で開催された。会場は、岡山県赤磐市の岡山県農林水産総合センター農業大学校研修交流ホール。岡山県農林水産総合センター普及連携部普及推進課の大家理哉主幹の「岡山県の農耕地土壌の実態と今後の土づくり」に引き続いて、「土壌診断から見直す土づくり」と題する講演を行った。参加者約70名で、その半数が普及指導員を中心に岡山県農林水産部農産課職員であった。全肥商連としては、画期的な県部会であった。東京農大土壌学研究室の卒業生も参加した。

 

2015/9/07 「第27回全国土の会埼玉大会」が11月17日(火)・18日(水)に決定した。

 11月17日(火)・18日(水)に開催する「第27回全国土の会埼玉大会」の詳細な案内状を「全国土の会」のホームページで公開した。全国大会には全国土の会の会員登録の有無にかかわらず、どなたでも参加可能。ただし、「東京農大式土壌診断システム」による土壌診断分析を受けるためには、会員登録が必要。

 

2015/9/04 農業共済新聞で8回(予定)の連載「よくわかる土壌診断」が始まった。

 毎週水曜日に全国農業共済協会(Nosai全国)から発行される農業共済新聞で「よくわかる土壌診断」と題する連載が8回の予定で始まった。初回のタイトルは「土壌診断は穴掘りから」。

 

 

2015/8/28 静岡県主催の「平成27年度野菜振興講演会」が開催された。

 JR静岡駅前の静岡県男女共同参画センター あざれあの大ホールで、静岡県主催の「平成27年度野菜振興講演会」が開催され、「有機物を活用した土づくりと効率的施肥管理技術」と題する基調講演を行った。

 この講演会には、遠州土の会の角田茂巳会長、鈴木政好さんの他にJA遠州中央職員ら、JAとぴあ浜松職員らも参加、出席者数は約250名であった。

 

 

2015/8/26 全肥商連主催「第14回施肥技術講習会」が大阪で開催された。

 平成23年8月より全肥商連関係者を対象に土壌学・肥料学・植物栄養学の研修会として始められた全国肥料商連合会(全肥商連)主催、農林水産省後援の施肥技術講習会が14回目を迎え、8月26日・27日の日程で大阪市の大阪科学技術センターで開催された。当初、受講対象者が全肥商連関係会社の社員に限られていたが、途中より都道府県の普及指導員や研究機関の研究員、農業法人関係者、GAP関係者などにも拡大されるようになった。今後は、「全国土の会」会員など農業者にも参加を呼びかけたい。

 初日終了後には、有志による懇親会、2日目には、農大式簡易土壌診断キット「みどりくん」など4種類のリアルタイム土壌診断分析の実習が行われた。

 

 ★ 26日2,3限の資料のダウンロードはこちら(会場でお知らせしたパスワードを入れて下さい。)

  ☆ 26日2限:土壌の基礎知識
  ☆ 26日3限:土壌診断と土づくり

 

 

2015/8/20 エムシー・ファーティコム(株)主催のハイグリーン会が開催された。

 御茶ノ水の東京ガーデンパレスにおいてエムシー・ファーティコム(株)主催の「平成27年度全国ハイグリーン研修会会」が開催され、「土壌診断から見直す土づくり」と題する講演を行った。
 エムシー・ファーティコム(株)は国内有数の肥料メーカー。その主力製品である微量要素が配合された硫酸マグネシウム肥料である「ハイグリーン」の代理店など販売に関わる関係者が全国から集まる研修会で毎年この時期に開催されている。また、エムシー・ファーティコム(株)には東京農大土壌学研究室の卒業生が数多く勤めている。研修会やその後の懇親会では卒業生が司会を務めるなど活躍していた。筆者退職後の生産環境化学研究室からも卒業生の入社が続くことを期待したい。

 

2015/8/10 伊達市月舘で実施中の畑わさび試験地で、わさびが順調に生長している。

 昨年より、東京農業大学東日本支援プロジェクトの一環として、福島県伊達市月舘で福島県・JA伊達みらいと共同で実施している畑わさび試験地で生育調査を行った。昨年の試験で、転炉スラグによる土壌酸性改良によりわさびの生育が著しく改善されたが、山中での栽培試験であったため、わさびへの放射性セシウム吸収を抑制することが困難であった。そこで、5月より山際の畑地で土壌改良・施肥改善(ゼオライト・カリの施用)・遮光のための被覆資材を要因とする栽培試験を行っている。
 生育調査の結果、転炉スラグ施用・黒色寒冷紗区の生育が最善であった。月舘名産わさびの早期出荷再開を目指す!

 

 

2015/8/10 東京農大生によるJA伊達みらい共選場での応援作業を終了した。

 わが国有数の桃の産地である福島県伊達地域のJA伊達みらいからの要請に応じて、東京農大生98名が共選場での作業を手伝った。6月12日に東京農大世田谷キャンパスで開催した説明会に参加した98名(応募者は約150名)が8月1日(土)より10日間参加した。

 最終日の8月10日(月)には、猛暑の中を半日間「被災地農業復興見学ツアー」として、伊達市内の柿園(写真左)・筆者らが行っている畑わさびの栽培試験地、相馬市岩子の復興した津波被災水田(写真右)などを見学した。


 

 

2015/8/6 千葉県成田市で、「全国土を考える会」が開催された。

 「全国土を考える会」とは、農業の基本資産である“土”を考え、刷新的な明日への農業近代化体系の基盤を作るため、土づくりの課題を究明し、会員相互の技術交流を深め、近代的農業発展に努めることを目的として1978年に発足した「北海道土を考える会」と「有機物循環農法研究会」が2011年に統合した研究会。プラウ,プラソイラなど土づくり作業機の専門メーカである「スガノ農機(株)」が事務局となり運営されている。
 「全国土の会」とは名称だけではなく、基本理念にも共通点が多いことから、以前より交流を呼びかけていたが、この度全国交流会での講演として実現した。講演題目は「三位一体(土壌物理性・化学性・生物性)の土づくり」。「全国土の会」の「土壌診断に基づいた土づくりの実践」に対して、「全国土を考える会」では「土壌物理性を中心とする土づくりと農業経営」に力点を置いている。今回の研修会に参加して、両研究会の交流意義を確認することができた。今後、両事務局間で交流を前向きに検討することになった。
 翌7日には、会場を千葉県柏市の染谷農場に移し、スガノ農機の実演会が行われた。

 

  大会のポスターは、こちら。
 

 

 

  

2015/8/4 愛知県田原市で、「土づくり講演会」が開催された。

 
 市町村別農業産出額日本一の田原市は、農産物のブランド化の基本施策として「日本一の土づくりのまち」を目標に掲げている。その一環として、田原市環境保全型農業推進協議会主催による「土づくり講演会」が開催された。
 講演タイトルは「土づくりの基本は、これだ!」。参加者は約300名で、若い農業者の参加が目立った。

 露地栽培や施設園芸、畜産と多様で、露地栽培では主に、キャベツ、ブロッコリー、レタス、スイカ、スイートコーン、露地メロンなどが、また施設園芸では、トマト、メロン、キク、カーネーション、バラ、洋花、鉢物などが栽培されている。

 

 

 

2015/7/31 わが家の庭で今季初のゴーヤを収穫した。

 5m×2mの家庭菜園では毎年6月にゴーヤを2株定植し、10月までに100個以上のゴーヤを収穫している。今年で5年目。ゴーヤなどのウリ科野菜を連作するとネコブセンチュウが付きやすいが、アブラナ科野菜(小松菜・のらぼう・菜花:写真右)との輪作で回避している。小松菜は間引き収穫して、半分程度の株を開花させる。のらぼうや菜花も全てを食用とせず、黄色い花を観賞した後、5月に茎葉を緑肥として鋤き込む。その際、土壌中で殺菌成分である「イソチオシアネート」が生成して土壌くん蒸効果が期待できる。
 ゴーヤとアブラナ科野菜の基肥は、わが家から出る生ごみ乾燥物(パナソニックのリサイクラー)と尿素のみ。アブラナ科野菜の追肥は必要に応じて尿素あるいは硫安、ゴーヤの追肥は毎週刈り取る芝の刈草(マルチを兼ねて)のみ。
 庭を造成した17年前に約5t/10aの転炉スラグを施用したため、それ以降石灰資材とリン酸は無施用。ただし、苦土補給としてカンラン石を硫酸処理した硫酸マグネシウム+微量要素肥料「ハイグリーン」を100㎏/10a施用している。
 定植したゴーヤ苗は、もちろん「ゼオライト育苗培土:勝太郎」を使った自家製苗。
 これから約2ヶ月間、今年も魔のゴーヤ料理が続くのか!



 

2015/7/11 東京農大で、土壌学研究室卒業生による「退職記念祝賀会」が開催された。

 東京農大世田谷キャンパスにおいて、土壌学研究室卒業生による「退職記念会」が盛大に開催された。7月11日(土)14時より、横井講堂において「土研と共に土一筋40年」と題する記念講演を行った。その後、講義棟6階の特設会場において祝賀会が行われた。 全国各地から参集頂いた約200名と賛同頂いた約60名の土研卒業生各位に深く感謝申し上げます。

 

         記念講演スライドの表紙と裏表紙は、こちら。

 

 

2015/7/7 タキイ茨城研究農場で、「夏期農場オープンデー」が開催された。

 オープンデーの室内研修会として、午前と午後の2回戦で「常識はずれの土づくり」と題する講演を行った。参加者は、農家・JA職員・指導普及員など多方面。若手の農家の参加が目立っていた。

 

2015/7/3 静岡市で、「平成27年度静岡県いちご生産者研究会」が開催された。

 東静岡駅に隣接する「グランシップ」の中ホールに、静岡県内のJAいちご部会員約500名が結集した。「見直そう! いちごのための土づくり」と題する講演を行った。若手生産者も多く参加し、講演終了後には早くも「全国土の会」入会希望者と面会した。「全国土の会」には元気ないちご農家も多いので、交流の輪がさらに拡がることを期待したい。






 

 

2015/7/1 東京農大世田谷キャンパスで、「第4回土壌診断分析研究会」が開催された。

 13:30、斗澤康広会長の挨拶(写真左)で始まり、続いて、「農大式簡易土壌診断キット「みどりくん」による堆肥分析」と題する基調講演を行った(写真中央)。その後、下記のとおりの次第により進行した。会議終了後には、会場を「食と農の博物館」内のプチラディシュに移し、中嶋大地副会長の挨拶と乾杯(写真右)で情報交換会が行われた。研究会参加者は、北海道から熊本県まで約60名、これまで最大規模であった。
 研究会における話題の中心は、やはり土壌診断分析における「計量法」問題であった。分析値が掲載されない診断結果に対して、農家からは怒りの声が上げられている。「土壌診断分析は計量法に該当する」との経産省の見解見直し、あるいは何らかの規制緩和を期待したい。また、土壌診断分析に携わる全ての関係機関・関係者がそのための連携を強める必要がある。

 

  「第4回 土壌診断分析研究会の次第」はこちら。

 

 

2015/6/30 (株)北海ケミカルの杉尾会長が「東京農大発(株)全国土の会」を訪問

 札幌に本社を置き、土壌診断分析装置や前処理装置を販売する(株)北海ケミカルの杉尾会長と佐藤さんが東京農大発(株)全国土の会を訪問した。「全国土の会」と「土壌診断分析研究」の常連会員でもある。また共に、「土壌診断」をキーワードとする会社であることから今後の業務提携なども検討したい。

 

 

 

2015/6/19 川崎市麻生区で地域対象の講演会が開催された。

 

2015/6/17 JAとぴあ浜松で生産者組織連絡協議会が開催された。

 浜松市のJAとぴあ浜松の生産部会の代表が集まって毎年開催する生産者組織連絡協議会が浜松駅前のホテルで開催され、総会終了後に「農作物の放射能対策も「土づくり」からと題する記念講演を行った。

 参加者は、生産部会代表の他にJA役員、営農アドバイザーなど約80名。

 

 

 

2015/6/13 中野・コンポスト連絡会主催「土と肥料の基礎講座」が開催された。

 ダンボールコンポストの普及を啓発している中野・コンポスト連絡会主催の講演会「ガーデニングを楽しむための土と肥料の基礎講座」が東京都中野区の中野区産業振興センターで開催された(写真左)。また、講演に引き続いて、主催者によるダンボールコンポストの説明が行われた(写真右)。園芸愛好家約50名が参加した。この講演の続編として、11月に「土と肥料を使いこなすための丸秘テクニック」の開催が予定されている。日時と会場は未定。














  「中野・ダンボール連絡会」のホームページは、こちら。

 

 

2015/6/12 東京農大世田谷キャンパスで、福島復興援農隊説明会

 福島県伊達地域は、わが国有数の桃の産地。これから夏にかけて収穫期を迎えるが、共選場での人手不足が深刻となった。そこで、東京農大東日本支援プロジェクトの一環として、学生による援農隊を募集することになり、その説明会が東京農大世田谷キャンパスで開催された。地元からはJA伊達みらいの数又常務が参加した。なお、JA伊達みらいとは3.11以来、農作物への放射性セシウム吸収抑制対策に取り組んできた。会場には予想を大きく上回る約170名の学生が集まった。学生には、JA伊達みらいより名物の「桃ジュース(桃の恵み)」「黄金桃サイダー」がプレゼントされた。活動は8月1日より約10日間。最終日には「被災地農業復興見学ツアー」を企画している。



 

2015/6/5 福岡県飯塚市で筑豊地域花き生産者連絡協議会トルコギキョウ研究会講演会

 4月の東京ビックサイトに続いて、福岡県飯塚市で、トルコギキョウ生産者を対象とした「土づくり」講演会が開催された。トルコギキョウ生産者の他に地元の普及指導員など63名が参加した。この地域は、九州有数のトルコギキョウ産地。







2015/5/30   「農業および園芸6月号」に東日本支援プロジェクト特集

 2014年11月1日に東京農業大学横井講堂で開催された「東日本大震災復興支援シンポジウム -放射能汚染に悩む福島の現状と将来を考える- 」の講演内容をまとめた記事が掲載されている。

農業および園芸 第90巻・第6号 599-655(2015)

 特集の冒頭には、編集部による「東日本大震災支援シンポジウムに寄せて」が掲載され、その中で、東京農大支援プロジェクトが詳細に紹介されている。筆者らの「そうま・東京農大方式」についても述べられているが、転炉スラグを「製鉄の廃物」と表現されていることが残念。転炉スラグはれっきとした「資源」。

 

 

2015/5/25   福島県伊達市月舘名産の畑わさびを復活させよう!

 季節外れの真夏日となった5月25,26日、福島県伊達市月舘において、名産畑わさび復活を目指した栽培試験圃場を設定した。本地域は畑わさびの産地であるが、3.11の原発事故以後出荷停止となっている。福島県・JA伊達みらい・東京農大・東京農大発(株)全国土の会との合同栽培試験。

    写真の説明  左:試験区割りと施肥 中:わさび苗の定植 右:できあがった試験地

 

2015/5/21  「第13回施肥技術講習会」開催

 5月21,22日、福島県郡山市(磐梯熱海)において、全肥商連主催・農水省後援による「第13回施肥技術講習会」が開催された。福島県内を中心に肥料商関係者86名と若手普及指導員を中心とする福島県職員33名が参加した。各地で毎年3回程度開催されるこの施肥技術講習会には「全国土の会」会員も参加できる。次回の講習会は、8月26日(水)・27日(木)に大阪市で開催される。

 

「第13回施肥技術講習会」のスケジュールは、こちら

「第13回施肥技術講習会」で使用したスライド(後藤担当分)は、こちら(講習会に参加された方は、講義の際にお知らせしたパスワードを入力して下さい)


2015/5/15  援農説明会開催

 東京農大世田谷キャンパスにおいて、キャンパス周辺の農家への援農と「東京農大発(株)全国土の会」学生社員募集説明会を開催した。厚木キャンパスからの学生も含めて、約40名が集まった。その内、半数以上の学生が援農と学生社員に応募した。

説明会でのスライドは、こちら

 

 

 

 

2015/5/9   「遠州土の会」鈴木政好さんからのメッセージ

 「遠州土の会」鈴木政好さんから、「全国土の会25+1周年記念東京大会」情報交換会での写真とメッセージが送られてきた。

   写真とメッセージは、こちら

 

2015/5/5  福島で、今期初仕事

4月29日(水)~5月1日(金):今期初の福島行き。今期から、相馬市玉野地区の採草地(写真左)で牧草への放射性セシウム吸収抑制対策試験、伊達市では、平地での土壌改良と施肥改善がわさびの生育に及ぼす影響を調べるための現地圃場試験(写真右)を行うことになった。また、玉野地区ではホウレンソウ農家から萎凋病対策を要請された(写真中)。

 

2015/5/5

4月21日、埼玉県農林総合研究センターの鎌田 淳氏に博士(農芸化学)の学位が授与された。現役の間に学位論文審査の主査を担当した3名の論文博士は何れも県農試の研究員(授与当時)。実学を旨とする東京農大では、農業生産現場に強い県農試出身教員がもっと増えてもよいと思う。